今日午後、23歳女性の患者の希望によりホワイトワイヤーを装着した。
そこで矯正装置の審美とはどのようなものかと考えた。「審美ブラケットだから目立たない」とか「歯の裏側に装置を着けて見えない」とか・・・、どうやら矯正装置は醜いものと決め付けられているようだ。
私の所属する日本臨床矯正歯科医会ではその感覚をなくすためブレーススマイルコンテストを毎年行っている、矯正装置をつけた患者の笑顔の写真を審査し、順位をつけて表彰し、矯正装置への抵抗感を和らげている。
また夕方には12歳の女の子が来院し、装置装着時にメタルブラケットと赤のオーリングを希望した。
現代はさまざまな感覚があってよいと思う。ただそれに対応するためにクリニック側では様々なものや技術を用意しておかなければならない。