今日は顎変形症の手術を1996年に行った患者が予後観察にきた。咬合は安定していて口腔内もきれいにしてあって特に問題はなかった。
そして、その頃の顎変形症の治療について話をした。
当地、静岡県の東部地域には連携して手術をやってくれるところがないことは、14年前と変わっていないが、当時と大きく違うのは、術前術後矯正に健康保険適用になったことだろう。
その患者は静岡市の病院で手術を受けたが、今は静岡市の別の病院にも紹介している。しかし、件数は横浜の病院のほうがが多い。
入院期間はその患者は1ヶ月半入院したと言っていた。当時は1か月が当たり前だったが今は2週間だろう。
また下顎だけを切っても、麻痺が6ヶ月くらい続くことなどよくあった。しかし現在は上下顎を同時に切っても、あまり麻痺などの症状はでてこない。
また保険適用により患者と術者の手術に対する意識がおおいに変わってきたと思う。これからどうなっていくのだろうか。