近隣歯科医の紹介で8歳と10歳の男の子が初診相談にみえた。
二人とも歯の交換は遅い。だが、はえてきた歯は大きく、歯列に収まらない。
兄は上顎左側切歯が完全に中切歯の裏側に、弟は右下顎側切歯が舌側に入り込んでいた。
二人とも口蓋は深く、幅はせまい。
初診ではみただけで抜歯ケースであることは推察できる。
それでは、永久歯列完成まで観察していらば良いのかと考えた。
でも、それでは重なりあっている歯は磨けずにう蝕になってしまう。
この時期に少しでも、重なりを解消したおいた方が良いだろうとも思った。
たぶん永久歯列まで待って抜歯ケースとなるだろうが、現状の叢生があまりにもひどいので、歯列模型とパノラマレントゲン写真、口腔内写真で分析はしない簡単な検査をお勧めした。
矯正相談