アンカースクリューを固定源にして矯正する方法が普及してきている。当院でも時々大人の患者に植立している。
今日は21歳の女性で、叢生を伴い、上下顎前突、加えてガミースマイルであるため、上顎前歯を圧下しなければならないケースであった。
アンカースクリューを使わない従来のやり方では、難しく患者の協力も十分に得られなければ治療は成功に至らない。
しかしアンカースクリューを植立しておけば、それを固定源に簡単にフォースシステムが組み立てられる。
その患者には上顎に4本施術した。当院では通常、植立位置と方向を誘導すガイドテンプレートを使っている。
今日はそれがアンカースクリューをねじ込んでいくにつれて分割される工夫をしたものを使用してみた。
考えた通りうまく施術でき時間の短縮にもつながった。さらに改良を進めたい。