当院で記録用写真をデジタル化したのは2000年2月と記憶している。
顔面写真は簡単時デジカメでもよいが、口腔内写真をデジタル化するのが難しかった。
デジタルの1眼レフは当時は大きさ、値段の普及版はなかった。普通のデジカメにフィルムカメラ用のリングストロボを工夫してなんとかフィルムをなくした。
それから、十数年、これで何回目になるだろうか、カメラ、ストロボを換えている。
今、使っているカメラとリングライトはリコーのコンパクトカメラにLEDのリングライトをつけたデンタルテクニカの製品である。
小さくて、シャッターを切る瞬間だけでなく口腔内を照らしている、とても便利に使ってきた。
しかし、壊れたわけでもないが、よりよい撮影がしたくなる。やはり1眼レフでなければいい写真はとれないと考えるようになり,ネット検索した。
持っているcanonの1眼レフカメラにマクロレンズ(EF50㎜)とリングストロボ(ニッシンMF18)を付けることにした。
そして今日実験的に撮りはじめた。ファインダーをのぞき、マニュアルフォーカス、マニュアルシャッタースピード、露出でシャッターを押す。
気持ち良いミラー音とともにほしい口腔内写真が切り撮れる。
やはり、「これのほうがいい」、と感じた。
これで私は満足しているがスタッフがすぐにきりかえるわけにもいかないだろう。
今回のカメラセットは1430グラム、今までの歯642グラム、2倍以上位の重さとそれに伴う大きさがある。
どうして日々の臨床に応用しようか考えている。