毎日の診療で気付いたこと

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小学校の検診

4月になると毎年の行事、学校検診がある。

今日、行ってきた。8時半から11時半まで11クラス検診した。

学年は2、3、4年だった。この年代は混合歯列の真っただ中なので、歯式を読み上げるにがとても大変だ。

私は左上から右上、右下、左下とCの字で読見上げる。

たとえば6EDC2112CDE6下にいって6EDC2112CDE6と言うようになる。

その間には早く交換していたり、抜けてまだはえていなかったり、虫歯だったり、処置されていたり、そんなのを次から次へと読み上げていく。

その上最近の処置はほとんどがコンポジットレジンで歯の色と区別がしにくい。

そこで探針を使うと時間がかかってしまうが時々は使う。ほんとうに疲れてしまう。

加えて」、私はおしゃべりなほうではないので、のどがかれてしまう。

結果の感想は永久歯の虫歯は本当に少ない。それだけの数を診て数本だった。

その一方で不正咬合およびこの先確実に不正咬合になる子供を多くみかけた。

しかし、矯正専門の目で見て、いっぱいそれを指摘すると問題が起きそうなので、指摘は極端な場合のみで年齢が高くなってきてはっきりわかる時のみにしている。

それに対して矯正装置が入っている例は少なくなっているような気がした。

これの改善には健康保険の適用なのだろうが、そんなことをすれば、混乱することも明らかなので、我々専門医はどのように今後対応していったらよいものだろうか。

 

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