毎日の診療で気付いたこと

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学校検診結果を持って相談

4月から5月にかけて行われた学校歯科健診の結果のお知らせを持っての相談が3人いた。

毎年のことだが、この時期から夏休みの終わりまではこのような相談が多い。

今日は3人とも10歳だったが、乳歯はほとんどなかった。

たぶん学校歯科医も永久歯列となったので指摘したのだろう。

そのうち2人は上顎前突、あと一人は叢生を伴う上下顎前突だった。

しかし、その3人とも自分だったら学校検診で指摘するだろうか?と思われる程度だ。

私も小学校の検診を行っているが、特に不正の程度がひとい児童だけ指摘することにしている。

矯正歯科医の仕上げの目で歯列咬合を診ていったら、かなり多くの割合で不正咬合を指摘しなけらばならなくなってしまうからだ。

でも、最近の検診結果のお知らせを持って相談に来る不正咬合の程度は私の指摘しているレベルよりはるかに軽度だ。

矯正歯科医だから意識して、軽度なものは指摘しなかったが、そうでなくてもよいのではないかと考えるようになってきた。

多くの学校検診をしている歯科医は矯正専門ではないはずだ。

その先生方がこの程度を指摘しているのだと感心させられている状態だ。

今後、自分での基準を見直していこう。

矯正相談

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