今日の矯正相談は14歳女子、お父さんとともに来院した。ケースとしては著しい叢生。
2008年(5年前)に初診相談の記録がある。
それが先日電話がかかってきた時に父親は2年前に相談に行っていると話していた。
人の感覚はそんなものかもしれない。
実際に相談となると5年前の料金表や口腔内写真を貼った初診所見をファイルに入れてもってきている。
それを見ると5年間、治療を受けなければといつも考えて、再相談が日々遅れていたのかなと推察した。
そしていったん始めようとなると、検査、診断、抜歯の治療の流れを説明しても、早く装置が着けてほしいようなことを言っている。
人の心理ってそんなものかもしれない。
矯正治療は一刻を争う治療ではなく、費用やいやな装置、抜歯でためらい、やりだしても治療期間は長いから。
きっと相談にきて、その後来院されていない患者さんにはそのような人たちもけっこういると思う。