初診後の検査でパノラマX線写真を撮影した。デジタルなのでその場ですぐに観察できる。左顎関節に異常像が認められた。
たしか、今回導入したデジタルのX線写真撮影装置では顎関節の写真が撮れるはずだと思いだした。パノラマX線写真の企画で4分割して左右と安静時、最大開口が撮影できるモードがあることだけは知っていた。
そこで、撮影方法を患者にしばらく待ってもらって、朝日レントゲンに電話して、撮影方法を聞いた。
比較的容易で、アダプターの設定も操作方法もすぐに理解できた。
そして、実際の撮影を行った。結果はきれいに顎関節を映すX線像が、ディスプレー上に現れた。
その像についての診断はさらに検討しなければならない。今ごろそのような撮影を話題にしても遅れているのかもしれないが、とにかくデジタルX線写真はよいものだと再認識した。