32歳女性が新患相談に来院された。
けっこうひどい雨の中、生後3か月の赤ちゃんをクーハンに寝かせての来院だ。
その寝かせたままのクーハンを相談机の上において、初診相談が始まった。
左下第2小臼歯が欠損している。その反対側は完全に舌側転位している。
そこにブリッジが装着されたが満足できずダミー部を切断、現在は1本義歯が入っている。
そこにインプラントという話もあったようだがチタンアレルギーということで、行われなかったそうだ。
東京まで相談に行って、矯正治療の案にたどり着き、住所に近い沼津に当院があったための来院だった。
上下前歯部には叢生があるため、矯正治療がふさわしいと考えられる。
しかし、問題はチタンアレルギーだ。通常ニッケルやクロムのアレルギーに対しての対策としてチタンを使う。
そのチタンにアレルギーがあったらどうしたらよいのだろうか。
結局、もっと詳しくアレルギーの事を皮膚科で調べてもらい再度相談することになった。