毎日の診療で気付いたこと

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高校3年生の初診相談

毎年、この時期高校3年生の新患相談がある。

受験のストレスを矯正治療に向けるのか、今日は女子高生が相談に来院した。

症状は口唇閉鎖が非常に困難な上下顎前突だが、抜歯して治療しなければならないと思われる。

それには2年近くの治療期間を要する。

高校卒業までに治療できる期間は半年余り、それではとても仕上がらない。

高校を卒業すると、当院へ通うことのできるところにいるかどうかわからない。

今、始めてその状況になったら依頼すればよいという考えもあるだろうが、引き継いだときの能率の悪さ、治療方針の継続性など考えると賛成できない。

だから、進路が決まるまで、待つことを勧める。

進路が決まって、通えれば当院で治療するし、そうでなければ、信頼できる日本臨床矯正歯科医会の会員を紹介すればよいと思っている。

遠くからでも当院へ通うという意味だろうか、母親から3か月に1度の通院ではなどと聞かれた。

しかし、やはり今の治療法では1か月に1度調整しないとよい結果にならないと思う。

矯正治療期間の2年をいつにするかは考えなければならない。

初診相談

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