今日の初診は8歳男子、小児歯科からの依頼だった。
依頼状の中にパノラマX線所見で、すべての永久犬歯がないと書いてある。
他に右の交叉咬合がある。
相談の後の時間にキャンセルがあって時間があたので、さっそく検査ということになった。
パンラマX線写真を撮ってみると、まさにその通りで犬歯がまったく写ってこない。
また、ほかの歯は第2大臼歯までちゃんとある。
昨年4月より6歯以上の先天欠如の矯正治療には健康保険が適用となった。
どうして「6」という数字になったのかよくわからないが、それは決められてきたことで我々にはどうにもならない。
あと2歯足りなかったら保険適用で負担が軽減されるのに・・・。と思ってしまう。
今回の場合、上下左右の同名歯なので、きっとやりやすいと思われるが、欠損部位によっては、歯数が少なくても難しいこともあるだろう。
顎変形症でもそうだが、保険適用の枠を決めることは、難しいことなのだろう。
財政上すべての矯正治療に適用は難しいのだろうが、今後どのようになっていくのだろうか。