先日、今秋の日本矯正歯科学会の専門医審査に堤出予定の1例を患者さんにお願いし、承諾を得たことをブログに書いた。
今日の最後の患者さんは15才女子で保定開始後2年半経過していた。
堤出条件には合う。口の中を診てみると、良好な歯列、咬合であった。これは2症例目にふさわしいと直感し、患者さんにその旨お話して了解いただいた。また、保護者にも同意を得た。
このケースは過蓋咬合であったが上顎前歯が反っていなかったので目立たず、よく矯正相談にきたかと思った。
治療には理解があり非常に協力的だった。その治療で思いだすのはブラケットがよくはずれてしまったことだ。
最初エッチングしないでよいという接着剤を使ったためボロボロはずれ、その後は、バイトが深いためかみこんで脱落した。
そんなことで2年近くかかってしまった。一般にバイトの深い症例は戻りやすいが、この症例はよく安定していた。
これで2例お願いできたが、あと1例、さらに予備のケースまで近日中にお願いできないものかと思っている。