初診は2002年、当時10歳の男の子上顎前突を、混合歯列期でプレート、永久歯になって非抜歯で治療して2005年からは保定で観察していた。
現在21歳、このところ1年に1回は来院してくれる。
今日診ると3本が虫歯になっている。
カルテを見てみると、最初に指摘しているには5年前だ。
そして毎年指摘していることがカルテに書いてある。現在の状態は、視診ではけっこう悪く、歯の一部が崩れている。
しかし、痛みはないそうだ。だから治さないのかもしれない。
現状での歯列咬合は安定しているので、当院へ来てくれるより、一般歯科医院で治療してもらうほうが、良いと思う。
それでは、どうして一般歯科に行かず当院にくるのだろう。
当院では年に1度のリコールがある。きっと、それが来院のきっかけだろう。
虫歯治療は指摘されても痛まないので連絡して予約を取るのが面倒なのかもしれない。また我々歯科医が考えるより軽くみて治療に行かないのかもしれない。
近頃、保定3~4年程度で終了を考えていたが、今ケースは8年たっているが来年再度来院してもらい、虫歯の治療が終わっていることを確