今日の診療の中で専門医の更新に必要な3ケースのうち3例目にふさわしい患者さんが来院した。
18歳女性で保定経過3年、抜歯ケースでよく安定している。
そこで、さっそくお願いしてみたら、問題なく了承してくれた。とてもありがたかった。
実は1週間ほど前に3ケース目と思われるケースの患者さんに依頼はしてあった。
しかし、それは良くは治っているのだが、先天欠如や埋伏があったケースでなので、その仕上がりは典型的で容易なケースと比べると見劣りがする。
こんな珍しいケースを治したというような症例展示ならともかく専門医の更新には普通のケースで仕上がりの良いケースを提出するのがよさそうだ。
スタッフと他にもお願いできる候補はいないかと話すと、数人挙がってきた。もちろん、これから来院する患者さんだ。
今までの経験からよさそうに見えても資料の一部が不十分だったり、ちょっとした仕上がりが気になるところが見つかることは承知している。
その時に3ケースだけだとこまってしまう。やはり、より多くの候補から、ふさわしいケースを選ばせてもらうことになる。
そこで、提出しなかったケースは患者さんの了解を得たうえで他の学会で使わせてもらうことになるかもしれない。