毎日の診療で気付いたこと

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2009年に顎変形症手術

メール相談で顎関節の症状を訴える大人の女性の相談があった。

顎関節の担当は口腔外科であることを伝えた。

住所が近所だったので診察すれば診療情報提供書を書いて渡すことができる。

そして午後来院した。まったくの初診と思っていたら当クリニックで治療を受けたという。

しかも顎変形症の手術を受けているという。

旧姓を聞きカルテを探し出してきた。たしかに治療はされている。

カルテに初診時の写真も貼ってある。マスクをしていたは全く分からなかった。

でもマスクを外すと面影はある。

歯列咬合を診てみると、初診時下顎が右側にずれていたが現在は一致していた。

バイトは浅いが反対咬合ではない。治療は成功だったといえるだろう。

あまり記憶になかったのは装置撤去後半年余りで来院しなくなっている。

保険治療ではとかくありがちで、当方も1回毎に清算する保険ではあまり追わない。

当時は横浜労災病院に手術を多く送り出していた時期だったと思う。

その時期は術前矯正が終われば外科任せだったのも記憶にに残らない原因かもしれない。

今はサージカルプレートを作るためドルフィンで患者さんの顔を長時間眺めている。

咬合と顔の変化を画面上で作り上げるため多少記憶に残るかもしれない。

長く診療に携っていると今日のようなこともあるものだと感じている。

治療について

 

 

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