毎日の診療で気付いたこと

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診断時患者さんからの提案

明日から当クリニックの夏休み、その前日の土曜日だからとても忙しかった。

その中に診断が1件あった。

22歳女性で上顎前突に加えて、両側大臼歯部に鋏状咬合となっている。おまけに4本とも智歯が存在する。

そこで、4本の第一小臼歯に加えてすべての智歯の抜歯を提案した。

私は、智歯まですべて抜いて治療を開始するということは通常はしていない。

しかし、このケースでは鋏状の咬合を治すためにはどうしても智歯の抜歯が必要となると考えて提案した。

しかし、患者さんから鋏状咬合となっている、第2大臼歯を抜いたらどうでしょうという意見が出た。

う蝕の程度がひどかったり、根官治療がされていたり、冠がかぶっていたりすれば別だが

そんな考えはうかばなかった。

しかし、上顎の場合はそれもありかなと考えた。左の智歯は上顎なのに水平埋伏

している。それなど第2大臼歯を抜けばスムーズにはえてきそうだ。

おもしろい案だが、そこで、それを決める気持ちにはなれなかった。

私もかなり長い間矯正治療に携わっているが、もっと長い親しい先輩もいる。

意見を聞いてからにしようと考えた。

一人で開業していると考え(発想)が固定化してきてしまう。それが私流でもいいかともと思う。

しかし、矯正治療の素人の患者さんに意見にも耳を傾けて、また他の専門医の意見も聞くことも大切なことだと思う。

この歳、でこれだけの経験をつんでいるのに自信が持てないやつだと思われるかもしれないが、自信過剰よりはよいのではないだろうか。

治療について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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