毎日の診療で気付いたこと

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過蓋咬合よる歯肉炎

6時に急患が入っていた。

8歳女子、その患者さんにはリンガルアーチが入っていて右上側切歯の遠心移動を行っていた。

何が不都合かを尋ねると上顎の口蓋側が痛いと言う。

診てみると上顎中切歯口蓋側とリンガルアーチ主線とのあいだの歯肉が赤くなっている。

リンガルアーチ主線の食い込みを疑い調整してみたがどうも違うようだ。

咬合させてみると、噛み合わせが非常に深く口蓋を噛み込んでいる。

この状態の解決のためにはバイトをあげなければならない。

そのための治療も行う予定にはなっているが矯正治療はすぐに結果が出るわけではない。

一般歯科でもこの状態の相談に対応するのに困っているようだ。

何も対応せずに帰っていただくことも考えたが何とかならないものかと思った。

そこで下顎にクリアリテーナーのようなスプリントを作った。

これで食事が何とか出来る事は分かっている。

だが、作ったから必ず使いなさいというわけではなく、これを使う方が都合がよければ使ってみたらいかがでしょうかというような言い方で渡した。

この患者さんは1月6日に予約がある。

その時に今日作ったものがどのように使われたと報告があると思う。

これが役立つものならば1つの治療法となるだろう。

治療について

 

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