毎日の診療で気付いたこと

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治療開始までの期間が長かった

27歳女性にマルチブラケット装置を装着した。

この女性は別に難しいケースではないが始めるまでに期間がかかった。

初診は昨年の7月、そして今年の10月に再相談をしている。

そこでも、はっきりと開始を決められなかった。

だが、その1ヶ月後やっと開始になった。

矯正治療の開始はこういう傾向にある。

特に痛みもなく、悪化もそれほどない。

そうすると日々歯並び咬み合わせが気になっていても治療に踏み込む勇気が出てこない、きっとそういうことだろう。

そういうことを理解してこちらも臨まなければいけないと思う。

だからと言ってただ相談の時に早く勧めるばかりが良いとは思わない。

患者さんが納得して始めなければ、また医院選びもしっかりとやってもらわないとお互いのトラブルの元となる。

このケースは始まってしまえば、特別難しい事はなく、叢生で上下顎左右側の第二小臼歯を抜歯してもらった。

マルチブラケット装置装着には通常は第一大臼歯と第二大臼歯はバンドをする。

しかし最近では接着力を信じるようになり、今日は第一大臼歯はボンディングとした。

先日の第二大臼歯用のマイクロミニチューブに続いて第一大臼歯用のフック付ブラケットを今回ボンディングしたが、ちゃんと接着していてくれることを願っている。

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