今日の最初の患者さんは14歳男性、厳しい上顎前突の相談だった。

父親とともに相談に来ている。

すでに他の矯正歯科医院にて外科併用の治療を勧められたようだ。

しかし外科併用の治療が必要と言われ東京方面で自分で探すように言われて困ってしまったようだ。

そこで当クリニックに相談に来たと言うような事情を聞いた。

診てみると確かに手術も考えたくなるようなオーバージェットがある。

でも、以前にもこの程度のオーバージェットは上顎のみの小臼歯抜歯で治療した事はある。

お父さんは治療費のことも外科手術のことも、こだわっていない、と言っている。

そうなるとこちらの意見を重視していただけることになる。責任が重いと感じる。

いつも具体的な治療方針は検査診断してからでないといえないと初診では説明する。

その通りなのだが、長年の経験から、ちょっと見ただけで治療のイメージが沸くことが多い。

大抵の場合、検査診断はその裏付けとなる。

だから今日のケースの場合も検査診断の資料を分析して上顎の第一小臼歯抜歯でいけるかどうかの確認と言うことになるのではないだろうか。

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