毎日の診療で気付いたこと

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新年の診療開始で顔の変化にびっくり

25才女性で昨年の1年間で術前矯正を終えて12月に顎変形症の手術を受けた。

昨年のうちに退院したことはわかっていたが、術後に診るのは今日が初めてだった。

受付ではマスクをしていたために特に気づかなかった。

診療台に座り、マスクを外すと、昨年までのイメージと全く変わり、別人ではないかと思うような顔つきだった。

初診相談では下顎が前方に出ている反対咬合で開咬でもあった。

術前矯正でさらに見かけの咬合は悪化してかなり極端な反対咬合になっていた。

それが、上顎、下顎ともに離断手術を受けて今日の結果となっている。

上唇に少し腫れは残っているものの、口もある程度開けるようになり口腔内も見せてもらった。

前歯部から小臼歯部にかけて非常に良好な咬合であった。

口が開けたのでフック付のワイヤーではうっとうしいだろうと思いワイヤー交換を行うことにした。

でも十分には口が開かないのでやりにくかったが、なんとかワイヤ交換を行い臼歯部にゴムをかけるような指示をした

これで咬まなかった第二大臼歯を今後、術後矯正で整えていきたい。

顎変形症の保険適用は本来、咬合機能の改善なのだろう。

しかし、もし術前の顔貌にコンプレックスを持っていたとすれば、この良好な変化は大きな福音となるだろう。

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