毎日の診療で気付いたこと

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難しい新患

午前初診相談があった。 48歳女性主訴はオープンバイト。

両側の第二大臼歯しか咬んでいないようだ。しかし、オープンバイト量は大きくは無いが、不安定な感じがする。

今までの病歴を聞いてみると、顎関節治療用のSprintを夜間1年ほど使っていたようだ。

夜間使用のSprintがどの程度影響あるか分からないが、以前はオープンバイトではなかったという。

1年前に近隣の矯正専門医に相談しているという。

そこでは矯正治療による治せると伝えられたようだ。

でもそこでは治療は受けず、他で相談している。

そこでは治療することが難しいと言われたようだ。

その後、全身症状が現れて、東京医科歯科大学に先月相談に行っているという。

そのような状況で相談者に対して当クリニックで治療ができるか考えた

なんとか咬合は回復することができるかもしれないが、その間に装置への不満や全身症状が起きてこないとも
限らない。

また、治療後の安定も非常に心配だった。

また、現在でも歯肉の退縮は著明で矯正治療でさらに退縮していく心配もある。

このような事から、やはり通院が大変でも東京医科歯科大学で見てもらうことが良いのではないでしょうかと言えばアドバイスで相談を終えた。

矯正相談

 

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