毎日の診療で気付いたこと

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珍しくあった勘違い初診

30数年前矯正専門で開業した頃には、頻繁にあった矯正治療では無い歯科の相談を今日久しぶりに経験した。

34歳女性、相談前の口腔内写真を撮影している時何の相談なのかわからないまま5枚撮影した。

その写真を見ながう何が気になるのでしょうと問いかけると、歯並びが気になるという。

指さされた口腔内の写真は上顎の前歯部を示している。

叢生もほとんどないので、より具体的に聞くと、上顎両側中切歯のジャケット冠と歯肉との境目ができてている。

その右側の側切歯に充填物がある。

それが気になり、それをきれいにしたいという。それが歯並びを治すと言うことの理解のようだ。

それを聞き、その解決には矯正歯科はお役に立てない。

細かく説明すれば、それは補綴治療と呼ばれ、通常は一般歯科で行われている、と説明して理解してもらい、お帰りいただいた。

近頃は、初診相談でもネット知識を詰め込んできて、他の矯正歯科で相談した知識も加えて、いろんな質問をしてくる。

もう、それが当たり前のように初診を受けていたので、まだこんな勘違いがあるのかとかえって新鮮な驚きを感じた。

矯正相談

 

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