毎日の診療で気付いたこと

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矯正治療と吹奏楽

5月からマルチブラケットの治療を始めた13歳の女の子が来院した。

症例は上顎前突で上顎は両側第一小臼歯、下顎は第二小臼歯抜歯してある。

下顎にはすでにブラケットがついているが、上顎前歯にブラケットをつける予定だった。

中学に入り、吹奏楽部でトロンボーンを吹いているそうだ。

それで上顎の前歯にブラケットがつくとうまく吹けるかどうか不安になっているという。

さらに顧問の先生からは、裏側から治療はできないかとか言われているようだ。

今日はまずその相談から始まった。

母親もこの3ヶ月ほどで歯がどんどん動いている様子が見えている。

だからこのまま進めていきたい気持ちと吹奏楽でどれだけ邪魔になるのか装置が気になっていた。

表にブラケットをつけて、通常の治療行なえば短期間で良い結果を出せると思うが、他の方法を選択したりすると、なかなかそうはいかない。

だからそのまま装置をつけましょうって進めた。どうしても都合が悪い場合はその時考えますと言うことで結論を出した。

さらに来週火曜日から試験があるから装置をつけると痛くて勉強ができない。そんな話も出た。

しかしそれをすでに下顎をつけてあるので、その痛みは経験してるはずだ。それほどでもなかったようだ。

そこで今日は相談だけのつもりで来院したようだが、結局上顎にはブラケットを付けワイヤーまで入れてしまった。

少し心配なこともあるが、結局この方が良い結果となるはずだと確信している。

治療について

 

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