毎日の診療で気付いたこと

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初診は10年前

21歳女性の保定6年の検診を行った。

昨年のカルテにはオーバージェットが大きくなってきたと書いてある。

そのことを患者さんに伝えているので、今日は母親と一緒に来て状況を聞きたいとのことだった。

10年前に上顎前突をバイトプレートで2年ほど治療したが、使用が良くなくてほとんど改善しなかった。

その後マルチブラケットで上顎4下顎5の抜歯で2年ほどで治療している。

結果の模型を今日見ると、オーバーバイト、オーバージェットとも良好に改善している。

しかし、舌癖を疑う写真もあった。

今日、診るデユアルバイトになっていて下顎を後退させると結構大きなオーバージェットが見えた。

そのような状況を母親と本人に説明した。

再治療を望むのかと思って話しかけたら、現状を特に気にかけていないようだった。

それならば、それ以上言うことはないと考え、終了を持ちかけた。

しかし、その決定もできずまた来年のリコールとなった。

矯正治療は長い。そして動的治療で仕上げ他結果が安定することは難しい。

治療について

 

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