毎日の診療で気付いたこと

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X線CTは常識?

1期治療を終えて観察してきたが12歳中学になったが左上乳犬歯だけ交換しない。

パノラマX線写真を撮影すると左上犬歯尖頭は左上中切歯根に接触しているかのように見える。

これはぜひCTで撮影して立体的にみて治療方針を立てたいと考えた。

しかし当クリニックにはまだX線CTの撮影装置がない。

最近では、個人の歯科医院でも多く見かけるようになってきている。

私は撮影が必要なときには静岡医療センターに依頼している。

今日はその写真を届けていただいた。

診てみるとパノラマでは分からない、前後的な位置関係がよく分かる。

その画像から、中切歯根のさらに奥側にあることがわかった。

そうなると開窓して牽引するには口蓋側より開けなければならない。

おおよそ診ただけでもその程度のことは分かったが、その写真があればもっと多くの情報が得られるはずだ。

我々の教育を受けた時代にはそんな物はなかった。しかし受けていないから分からないではまずい。

これからX線CTは的確な診断に結びつける重要な検査項目となる。

診療所で購入する予定はまだないが多くの画像を見て、診断能力を高めなくてはいけないと思っている。

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