毎日の診療で気付いたこと
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昨日、1年半ほど前にマルチブラケットでの治療を終えて保定観察の３０歳女性が来院した。
反対咬合を非抜歯で治したため、少し上顎前歯を下顎前歯が突き上げている。
軽度なためわずかな咬合調整を行った。上右側中切歯がわずかに動揺していたが他の歯は問題なかった。
その患者さんは午後の早い時間で終わり帰宅された。
夜７時ほとんど終業時刻にその患者さんより電話がかかってきた。
肉を食べたら、下顎の前歯がグキッと動いて抜けそうとの電話が入った。
数時間前に見て特にその様なことになるようなことは想像できなかったので驚いた。
どの程度の動揺なのか気になったが、電話では正確な情報を得られない。
抜けているわけではないようなので、夜間使用を指示してあるクリアリテーナーを電話中に装着してもらった。
多少痛いようだったがそれで簡易なこと固定となる。それで食事をするようにと伝えた。
心配だったので、今日見せていただいた。
左下中切歯が動揺していた、しかしクリアリテーナーを使用していたので痛みはなく過ごせてと言っていた。
矯正治療の結果が影響しているか心配で治療前後のレントゲン写真を比較しても特な問題はない。
今日は、隣接歯と斬間固定して帰っていただいた。
それにしても食事だけでそんなことが起きるのか驚いたが、その程度でホッとした。