毎日の診療で気付いたこと

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咬合が良くなった

24歳女性が東京から来院した。

この患者さんは隣町の大学に通うころ当クリニックで顎変形症の治療を行った。

術前矯正、手術、術後矯正と順調に進んだ。

卒業前に手術は終わったが、卒業後、就職で東京で暮らすことになった。

術後矯正に数ヶ月東京から通ってもらったが、ちょうど1年ほど前に装置を撤去し保定を開始した。

その後1ヶ月、3ヶ月と観察するが、両側臼歯部が咬まなくなってきている。

外科ケースでは時々見かける。

しかし、就職したばかりで東京から通ってくるので再治療というわけにもいかない。

しかたなくあきらめて間隔をあけて診ることにした。

前回は6ヶ月前、咬んでいないので補綴で解決してもらうかというようなことも話した。

今日はもっと悪化していないか心配しながら診ると、しっかりと咬んでいる。

びっくりした。そしてそのことを患者さんに聞くと患者さんも咬んだことを自覚していたようだ。

特別なことをした様子はないし、当方でも指示していない。

こういうこともあるんだとお互いに喜んだ。

この結果、外科ケースとしたかなり良好な仕上がりとなった。

通常半年リコールの時期だが、遠距離や良好に推移する見込みで1年リコールとした。

治療について

 

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