毎日の診療で気付いたこと

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金属アレルギー

初診時の問診で金属アレルギーがパッチテストの結果出ているという30代女性患者さんがいた。

矯正治療は金属の装置には特に反応しやすいニッケルクロムはよく使われる。

それを避けるべく金属を使わなかったり反応の出にくい金属を使ったりする。

でもそのために材料を揃えたり、毎回、特別に使用するのも手間がかかる

だから、積極的には矯正治療を勧めなかった。

しかし、治療を希望されて、先日、検査し、そして今日の診断となった。

患者さんは、パッチテストには出ているが、矯正装置で問題が起こるとは限らないの治療をしてほしいという。

確かに問診票に金属アレルギーが書かれ、パッチテストを受けて陽性になっても通常の矯正ができた患者さんもいる。

また、それ程と思わずに始めてかなりの症状が出た人もいる。

だから試しながら少しずつ進めていくしかないと考えた。

抜歯、非抜歯ぎりぎりのケース、そうだとすれば中止しやすい(それだけでもないが)非抜歯を選んだ。

まず、バンドを一部装着してみて反応をみる予定でいる。

そして拡大装置を装着するのだが、異常が出れば、中止か別の方法を足らなければならないと思っている。

適切な対応で矯正治療が問題なく最後までできることを願っている。

治療について

 

 

 

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