毎日の診療で気付いたこと

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外科併用の手術時期

沼津市では一昨年10月より高校生の保険治療を負担0の制度をを実施した。

周辺市町村もこれに続いてその様な制度を実施した。

その時にブログに高校生の顎変形症が多くなるかと書いたことがある。

今日は高校2年男子が顎変形症の相談に来た。

その患者さんは混合歯列期の反対咬合を一応被蓋改善した。

もちろん骨格的な問題がありそうなので将来の成長を診てからⅡ期の治療を決めることにしていた。

定期観察をしていると、じりじりとかみ合わせが浅くなり、現在は開咬状態になっている。

当然手術も考えられる状態になってきた。前回の診察でその様な説明をした。

そこで今日は母親を含めて相談した。

手術の方向を了解した上で、手術時期を高校2年から3年の春休みを希望した。

しかし、今までの経験から口腔外科で時期が早いと言われると思うと伝えた。

男子は早くても高校卒業時の春休みと聞いている。

最近手術をお願いしている静岡医療センターはより遅い傾向がある。

でも、その高校生はその時期は入学試験で手術はできないという。

それならその先は大学での夏休み、春休みなどでチャンスは多くある。

しかし、高校生負担0は使えないし、進学先がどの地になるか分からない。

だから当クリニックで治療するか、静岡医療センターで手術をするかも分からない。

こんな話の展開となった。

結局、最短で高校2年生夏休みで手術をやってもらえる女子はほとんど高校中で治療が終えて非常にメリットがある。

しかし、男子はそれを利用するのはなかなか難しいことがわかる。

そんな症例が少しずつ出てきている。

治療について

 

 

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