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外科用フック付け二人

夏休みには学生が顎変形症の手術を受けるケースが多くなる。

今年は大学1年生男子と高校2年生女子が8月8日に予定されている。

大学生は横浜労災病院、高校生は静岡医療センターで手術を受ける。

その準備の外科用フック付けが二人とも今日の午後行われた。

外科用のフック目的は顎離団後上下顎を咬合させるためにワイヤーやゴムで縛るためのひっかかりだ。

そののつけ方は角ワイヤーを歯間に歯頚側にむけて真鍮線をろう着していく。

非抜歯の場合は片顎13本となる。

最近はろう着にかわりに既製品のクリンパブルフックを握りつぶすだけの方法もある。

以前使ったこともあるが簡単だが緩んででしまったことがあった。

だからまた今は真鍮線をろう着している。

しかしこれには技術と時間は必要だ。

13カ所付けるには歯間の狭いところがある。上手く付けないとブラケットとぶつかってしまう。

今日は上下顎合計4本のワイヤーに合計50カ所付けたが一つも付け直しは無かった。

さすが長い間一緒にやってきた技工士だ。その技術の高さに感心した。

今日、手術に送り出した二人が無事にうまく手術が終えて、8月の後半に戻ってくることを願っている。

治療について

 

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