毎日の診療で気付いたこと

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4本一度に抜歯

つい先日に診断を終えた20代女性の患者さんに今日アンカースクリューを植立した。

この患者さんは通常の上下顎左右側の小臼歯抜歯で静岡医療センターに依頼書を書いていた。

矯正歯科医院では通常抜歯はせず、かかりつけの歯科医院で抜いてもらう。

今までは1本ずつ歯を抜き戻ってきて矯正治療を開始するまでにかなり長くかかってしまった。

それに、抜歯といういやな思いを4回もするのは患者さんにとっても苦痛だろう。

それで、静岡医療センターでは2本ずつ抜いてくれたので2回で済むのでよく依頼していた。

しかし今日来院の患者さんは1度の4本抜いたという。

昔、1度だけ4本1度に抜いた歯医者がいたが、当時は良いとは思っていなかった。

今日の患者さんのことではないが数年前より静岡医療センターで埋伏智歯を4本一度に鎮静麻酔科で抜歯し1泊入院で行うことを知った。

その頃の自分の感覚ではそんなことはアメリカでしかやっていない程度の知識だった。

それが身近な病院でやってくれていることに驚いた。

それから智歯抜歯が必要な患者さんにはそのやり方を紹介する。

そうするとほとんどが1泊入院で抜歯してくる。

これらのことから、矯正治療で依頼する抜歯は1本ずつ、せいぜい2本ずつという今までの常識を変えて4本の抜歯を1回で済ますのが常識にならないものかと思った。

近頃、静岡医療センターの口腔外科の先生と連携が深まっている。

今月25日には交流会が予定されている。その時に提案してみようかと思っている。

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