毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3570

アンカースクリュー脱落

9月10日に上顎両側第2小臼歯と第1大臼歯間アンカースクリューを植立した女子高生が急患来院した。

その患者さんは9月18日にパワーチェーンを付けるときに左側が既に緩んでいた。

その時に締め直したがこのような状態の時はまた緩んで気やすい。

その日に状況を説明し「緩んできた場合には早めに連絡してください」と伝えた。

その時にその患者さんにお母さんから「どうしてこんな短期間で緩むのですか」と質問された。

その時には分かりません。通常に行っても1から2割は脱落することは知られている。

そのことは説明したが、それ以上の説明はできなかった。

今日診てみるとそのアンカースクリューは明らかに動揺して締め直すレベルではなかった。

そこで撤去した。

脱落の理由としてこの患者さんは16才、アンカースクリューの適用は15才以上と言われている。

15才は越えているが骨が柔らかかったのかなと推察した。

そこで、再度植立するよりアンカーをリンガルアーチに変えて方が良いと考えてその準備をした。

アンカースクリューは日常的に植立しているが、まだ少しの脱落が気になっている。

治療について

 

MENU
PAGE TOP