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口唇閉鎖値の改善を説明

30代前半の女性の保定診断を行った。

保定診断と名前を付けているが実際はマルチブラケットを撤去1ヶ月後に経過と結果の説明のことだ。

その中で当然顔つき(口元)の変化も対象となる。

今日の患者さんは初診時オトガイが著しく後退していた。

そして口唇閉鎖した顔貌はオトガイに著しい筋の緊張が見られた。

通常、保定診断では見た目の変化(E-ライン)を引き口元の後退を示す程度しか行わない。

しかし今日は計測しているオトガイ筋の緊張の筋電位を見せることにした。

値を見ると治療前の安静時が12 閉鎖時が72 治療後の安静時が5 閉鎖時が16だった。

私は10位が正常、10~30をやや閉じにくい、30以上をとても閉じにくいとしている。

その評価からすると知治療結果が正常な値までは行かなかったが、かなり口唇が閉じやすくなったと言えるだろう。

もちろん顔貌は口元が後退しはオトガイが相対的に出てきている。

オトガイの緊張感もなくなってきている。

今後、積極的に口唇閉鎖値のデータを患者さんに知らせて機能の改善についても説明していきたい。

治療について

 

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