毎日の診療で気付いたこと

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歯が動いて分かるう蝕

初診の後の検査の時には一応う蝕の診査もして必要な歯は治してもらう。

しかし上顎前歯の間に叢生がある、探針で探っても、レントゲンで見てもなかなか分からないことがある。

しかし、小臼歯を抜歯して犬歯の遠心移動を行うと中切歯、側切歯の間が開いてくる。

そうするとう蝕が見つかることがある。

今日来院の16歳男子もそうだった。

先月の治療で来院したとき、右上2のう蝕を疑った。

だが、まだ十分に隙間が開いていないため、確定と依頼は今月に延ばした。

今日診てみると、はっきりと見えて、う蝕の程度もわかる。

さらに反対側の左上2にも同様なう蝕がみつかった。

通常隣接面のう蝕は治療しにくい。

しかし今日のように隙間が2㎜から3㎜くらい空いていると医療治療もとてもしやすいと思う。

だが、その部位にブラケットやアーチワイヤーが入っているとまたやりにくい面もある。

しかし当クリニックのやり方は犬歯を直接遠心移動するので前歯には装置は付いていない。

今日は紹介いただいた先生に依頼書を書いて、次回までに治してもらうことになった。

治療について

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