毎日の診療で気付いたこと

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ブラケット撤去の痛み

午前中に30代女性マルチブラケットを撤去した。

治療期間は1年7ヶ月、そのうち犬歯の遠心移動ではブラケットを付けない。

だからブラケットが歯に接着していた期間は比較的短い。

そうするとまだ接着力がありしっかりとついているので撤去しにくい。

そうはいっても通常ワイヤーがついたままでリムーバーでブラケットを挟んでとっていく。

片顎30秒というところだろうか。

今日の患者さんははずすとき痛がっていた。患者さん痛みを与えるのは辛い。

できるだけ痛みのないようにしたい。

まずブラケットからワイヤーをはずした。

そしてプライヤーで一つずつブラケットを握りつぶすようにして撤去していった。

それでひどい痛みをかけずに多くにブラケットをはずした。

まだしっかりと残っているのがある。

昔、買ったユニテックの歯面に垂直にブラケットを引っ張るリムーバーがある。

それをもちだしてきて、そっと引っ張って最後もブラケットをはずした。

とても時間がかかったが、痛みは少なくてすんだのではないかと思う。

患者さんによって痛みの感じ方が違うことはわかっている。

しかしこんな処置はあまり痛みがないはずと、やってしまうというものもある。

なれで、どんどんやってしまうが、患者さんによっては痛みを感じているのかもしれない。

これを機会に時間がかかっても、痛みが起こりにくいような処置をしたいと思った。

治療について

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