毎日の診療で気付いたこと

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再治療の時期

沼津周辺地域で高校生まで医療費の負担がなくなった。

そこで高校生の顎変形症が増えると思っていたが、その傾向はやはりあった。

もう一つ、再治療も増えてきているのではないかと思う。

顎変形症では再治療時には高校を卒業してしまう。

しかし口蓋裂や、6歯以上多数歯欠損などは低年齢で主な治療が終わっていることもある。

それが、矯正治療の場合、戻るというないとは言えない。

元通りになってしまうのではないが、やや気になる状態にもなる。

その原因はリテーナーを指示通り使っていない場合もある。

でも、高校生までなら負担なしで再治療できる。

今日は数年前に多数歯欠損を保険で矯正治療して保定して観察していたが

リテーナーの使用が悪く戻った患者さん画来院した。

今までは1年ごとの観察だったが、高校生もあと1年余となった患者さんの再治療のためのブラケットをつけた。

それまで何度か再治療の話はしてきたが反応はなかった。

卒業と矯正治療に期間の関係で今回始めることになったのではなかろうか。

経済的負担がなく医療を受けられるのは、基本的には良いことだと思う。

でもリテーナーをしっかりつけていれば、再治療は必要なかったのではないかとも思う。

治療について

 

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