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顎変形症に切り替えた

昨年の秋頃、顎変形症と矯正歯科医院で指摘された30代女性が当クリニックに相談に来た。

しかし、構成咬合がとれるので矯正治療だけで治療できそうとみて自費で検査した。

検査してみると顎の偏位は大きく、右下第一大臼歯の欠損などあった。

患者さんも手術は覚悟していたので、その検査結果で静岡医療センターに相談に行ってもらった。

その時に顎変形症でやっていくのなら智歯の抜歯が必要であることも説明した。

そして、できればその智歯を右下第一大臼歯部に自家移植していただけませんかと依頼した。

その時は難しいようなお返事でほぼあきらめていた。

その患者さんから連絡が来て今、顎変形症として健康保険で検査ということなった。

そうなると自費から保険への切り替えとなる。

今までいただいた自費での検査分をお返しして新たに検査を行った。

智歯が抜歯されていたり、自家移植がされていて前の資料とは違っていた。

その歯牙移植は11月頃行われ2ヶ月ほど経っている。

今日撮ったパノラマ写真では、しっかり植わっているように見えた。

多少動揺はあるが、これから抜歯して捨てられる歯がその場所で活躍してもらえるとうれしい。

今後、その歯をどうするかも含めて治療計画を立て直さなければならない。

治療について

 

 

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