毎日の診療で気付いたこと

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十代前半は速く歯が動く

中学1年生女子がワイヤーがはずれたとのことで来院した。

前の治療から3週間経っているので急患対応だけでなく来週の予約の分までやることにした。

下顎のレベリングが始まり、上顎犬歯は第一大臼歯とパワーチェーンで引いている。

その動きが速いことにおどろく。

ずっと前はこれくらいが当たり前の感覚でいて、治療のペースはどんどん上がっていった。

しかし近頃は大人が多く、歯の動き方が遅いのも、その感覚にならされてしまっていた。

犬歯を遠心移動しようとしても1ヶ月目は動きが見られないくらい。

速くて4ヶ月、半年くらいかかってしまうこともある。

久しぶりに、永久歯交換まもない歯の動きの速さを感じた。

マルチブラケットでの治療は大人ばかりになるのが現代の矯正の実情だろう。

でも、早く動き、ブラックトライアングルも問題も気にしないでできる十代前半が治療にはふさわしいと思う。

大人の治療ももちろん行っていくが、そのディメリットもしっかり理解してもらって始めたい。

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