毎日の診療で気付いたこと

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下顎3Dプリント

12月21日に顎変形症手術予定の20代女性の手術前の診断を行った。

手術にはサージカルプレートが必要になる。

静岡医療センターで手術をお願する前は口腔赤外科にお任せで作ったことがなかった。

最初のケースでは東海大学まで教わりにいったことなどブログに書いている。

その後は手術毎に色々と工夫して手術時に使ってもらった。

その結果を聞き次ぎに又工夫を加えていくことを繰り返してきた。

従来は咬合器に模型をつけてフェイスボーで頭蓋との位置関係を採得した。

だが、デジタル技術の発達で、レントゲンCTを専用ソフトドルフィンに取り込む。

そのデータからサージカルプレートが容易に出来るようになってきた。

それらを利用して進めてきた。今回は口腔外科から下顎の模型が欲しいとの注文がきた。

CT画像から下顎を取り出せることは聞いたことはあるが行うのは初めてだった。

頭蓋画像から下顎を切り出し3Dプリントする。待つこと6時間半。

なんとかできあがった。メールにその写真をを添付して出来具合を確認したもらった。

なんとか要望にかなうものができていた。

加えて、上顎を切るためのサージカルプレートも一工夫してみた。

従来品とともにお届けし、使ってもらえることを確認したい。

手術は患者さんも術者も大変だ。

私は手術に送り出す立場だから、手術時にできるだけ術者が楽になることを願う。

そのために様々なことを考え工夫して口腔外科に提案していきたい。

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