毎日の診療で気付いたこと

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混合歯列期から永久歯列期へ

当クリニックの料金体系は混合歯列(およそ10歳以下)

と永久歯列(およそ11、12歳以上)に別れる。

混合歯列期で1年から1年半くらい治療して、その時期の目的を果たすケースが多い。

その場合、その後2、3年くらい永久歯列完成を待ちながら定期観察する。

その時期は混合歯列期に治療した結果が戻らないように保定しておく。

今日は11歳男子で一昨年に1年程かけて上顎両側中切歯の90度程度の捻転を治した。

捻転の原因は過剰歯だったのでスペースもあった。

これはしっかりと保定をしないともどると考えて固定式リテーナーを上顎前歯に貼り付けた。

最初は3カ月程度で観察したが永久歯完成までしばらくかかりそうだとみて1年間隔を空けた。

そして今日診ると、左側中切歯の固定式リテーナーの接着がはずれ、捻転している。

それは、初診時に比べれば僅かだが、気になる。

1年前、このままはえ替われば、永久歯での治療は必要ないか、ともカルテに書いてある。

だが、きょうのその状態を診ると、永久歯列での治療を勧めることとなった。

固定式リテーナーがはずれていたことに気づいていなかったようだ。

観察時期に何度も観察に来るのも面倒だろうと1年おいた。

これを3ヶ月毎に診ていたら、はずれている早く気がついて修理したかもしれない。

少し戻った捻転を治すことは特に難しいことでもないがまた装置を付けることになる。

混合歯列での治療は終わっているので、どうするかは患者さんも返事待ちとなる。

治療について

 

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