毎日の診療で気付いたこと

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犬歯が動くとう蝕が見える

10代後半の女性が今日最後の患者さんだった。

ケースは叢生を伴う上顎前突だった。

上顎は両側第一小臼歯を抜歯し、下顎は左右第2小臼歯を抜歯した。

当クリニックではマルチブラケット治療の最初はレベリングではない。

上顎は両側犬歯を下顎は両側第一小臼歯を抜歯空隙に遠心移動する。

そうすると中切歯、側切歯間の叢生状態が緩んでくる。

そこで、厳しい叢生状態の歯の間にできていたう蝕が見えてくる。

患者さんは新たに虫歯ができたように感じるがそうではない。

見えなかったう蝕が見えてきだけに過ぎない。

この患者さんは3箇所以上に治療が必要そうなう蝕がみつかった。

現時点では犬歯にブラケットがついているが、前歯にはついていない。

遠心移動もそろそろ終わりが近づいてきた。

次回は前歯部にもブラケットを付けるような時期となる。

今日は歯間に隙間ができて、まだワイヤーは入っていない。

いちばんう蝕の治療が治療しやすい時期となった。

かかりつけの歯科医でよく見てもらい全て治していただくよう指示した。

治療について

 

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