毎日の診療で気付いたこと

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右下5根尖病巣

20代女性の診断を行った。

やや口元が出ている叢生のケースだった。

骨格、歯列などをみて通常の上下顎左右側の第一小臼歯の抜歯かなと思っていた。

そしてパノラマX線写真をみた。いつもは矯正治療に直接関係ある情報しかみていない。

だが今日は明らかに右下5の根尖に比較的大きな丸い黒い像がみえる。

だが、根管治療の跡は見られないし、歯冠に充塡などなさそうだ。

そしてその部に近い頰側歯肉にろう孔が見られる。

これは診断時に既往歴を聞いて何がおきているのか確認しなければと思った。

そして患者さんに尋ねた。まったく原因に心当たりがないようだ。

近頃、歯科医院に言っていないのでパノラマX線写真を見るのも初めてのようだった。

おそらく、咬合面にあった中心結節が折れて感染したのではないかと想像した。

根管治療で治るものかどうか分からないが、抜歯部位に設定できれば、それで解決となる。

下顎の抜歯部位は4番でなく5番で問題ないとして、下顎は両側5番とした。

治療について

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