毎日の診療で気付いたこと

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退院して来院の顎変形症患者

今日の午後に顎変形症手術を終えて、横浜労災病院を3/27退院した、新大学1年生が来院した。

顎変形症は手術後、顔貌がすばらしく改善してくるため、会って顔の変化を見るのが楽しみだ。

今日のケースもとても良い感じになっていた。

この患者は成長期に下顎が右に曲り始めて、かなり顔も咬合も変形してきた、術前矯正を1年余り行った。

手術前の最後の矯正治療として外科用のフックを多数ろう着する。

そのために来院していたのが、あの3.11の東日本大震災の起こった時だった。当地はほとんど被害はなかったものの揺れは今までになく大きく感じた。

その日のブログにも書いたと思ったが、めまいがするような揺れで、その患者とともに近くの駐車場に避難した。

落ち着いてから治療を終えて手術に送り出したが、その後の計画停電などで、どのように手術が行われ、術後管理がされたか気になっていた。

今日、顔と歯並び咬合をみて安心した。

手術は上顎、下顎、オトガイ形成までやって4時間程度だったそうだ。大変だったろうが、今はここまで保険だできる。

いつもⅠ級叢生の簡単なケースばかり治しているのではなく、このようなケースの治療ができることは医療の一端を担っているような気がする。

治療について

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