毎日の診療で気付いたこと

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アライナーを使わない

マルチブラケット治療を良い協力で終わることができた女子高生が来院した。

この患者さんは上顎前突で片顎抜歯、片顎にブラケットを付けてだけで治療を終えた。

右上側切歯が矮小だったので補綴すればとスペースを残したが閉鎖することになった。

これをアライナーで何個か作って使ってもらうことにした。

前回、1回目を使ってもらった時はそれなりの結果を得たように見えた。

きょう次のを入れれば終わりになると思っていた。

その時、患者さんがアライナーを昨晩なくしたという。

昨晩ならよかった、それほど問題ないだろうと今回のアライナーを指摘した。

全く合わない、なんだろう、前回のアライナーがあれば様子が分かる。

なぜ合わないのか口腔内をよく見ると左右の4の抜歯スペースが2ミリほどあいている。

これでは合わないはずだ。そのことを聞いてみると使っていなかったという。

それなら昨晩は合っていないものを入れればはずれて口から出てしまう

結局、使わなく合わなくなってしまったということだ。

アライナーの欠点はつけてくれなければ効果がない。

今回はリテーナーの効果も失っていた。

あれだけ治療に協力的去ったのに、ブラケットがはずれたらこの様だ。

気になっているときは協力してもらえるが、装置がはずれると安心してしまうのかな。

これからどうするか相談しなければなららない。

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