毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3571

矯正のみの反対咬合

近頃は大人の反対咬合はほとんど外科併用で治療している。

3年ほど前、20代女性の反対咬合の相談を受けた。

患者さんは当然外科併用だろうと考えてきたようだ。

それでもいいが構成咬合が取れたので、矯正のみでの提案をした。

了解していただいたのでまずリンガルアーチで被蓋改善した。

そののち口元を後退させるため上下顎左右側の第2小臼歯を抜歯した。

マルチブラケットを装着し2年余り治療した。

治療期間2年10か月、今日、保定診断を行った。

当クリニックにしては非常に長い治療期間となってしまった。

結果として前歯部の被蓋や口元は良い結果となっていた。

でも正中は合っていない。左下7はクロスぎみ。

患者さんのアンケートを見ると不満はなく喜んでいた。

だが保定診断ではもし外科を併用していたらの話もした。

おそらくもっと短い治療期間ですみ、正中は一致させられるだろう。

また費用も少なくて済んだだろうと話した。

外科併用が増えてきた昨今、診断はこちらのほうにながれがちになりそうだ。

治療について

 

MENU
PAGE TOP