毎日の診療で気付いたこと

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術後矯正が長かった

19歳男性のマルチブラケットを撤去した。

この患者さんは顎変形症で術前矯正で上顎前歯唇側傾斜改善のため上顎両側4を抜いた。

叢生が少ないため抜歯空隙が大きく残った。

そこに上顎前歯部歯根吸収が見つかった。

大きな抜歯スペースを使って上顎を舌側傾斜させると歯根吸収を悪化させる。

そこで、その部分を外科で切ったもらうことを考え相談した。

その手術案を否定されたわけではないが、幅径の調和などむずかしいと言われた。

結局、大きなスペースは術後矯正で閉鎖することにした。

だから術前矯正が長くなり2年近くかかった。

今日はそれをなんとかはずすことができた。

そして、歯根吸収を心配しながらパノラマX線写真を撮影した。

見ると上顎前歯部に軽度な歯根吸収はあるももの心配するほどではなかった。

これならそんなに心配しないで術前矯正を続けても問題なかったのかもしれない。

治療について

 

 

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