毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3542

歯根吸収の説明

先月、マルチブラケット治療を終了して1カ月、保定診断として治療を振り返ってみた。

年齢は13歳、治療期間は1年半程度、治療期間としては長くない。

定期的にパノラマX線写真を撮影している。

歯根吸収、歯根の平行性を見るのに役立っている。

この患者さんは昨年10月ころには歯根吸収を見つけていた。

その時、保護者にも説明してある。

軽度ではあるが、明らかに歯根吸収が見られる。

見つけても、対策はないが、知っておくことが対策と考えている。

動的治療を終えれば吸収は止まり多少は修復されてくる。

早く終わりたい、そして前歯部に負担をかけたくない。

そんな治療方針を装置撤去まで考えていた。

それでもⅡ級ゴムをかけなければならないこともあった。

なんとか、早めに終わって、パノラマを見てみた。

程度は悪化せずによかった。

避けることは難しい歯根吸収、早く知って、早く終わるくらいしか対策はない。

治療について

MENU
PAGE TOP