毎日の診療で気付いたこと

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途中で抜歯ケースに変更

今年の春、マルチブラケットでの治療を非抜歯で始めた13歳の女子のが今日来院した。

夏ころより、どうも口元の突出と口唇閉鎖不全が気になりだしていた。

そして先月、抜歯しての治療について説明して、治療方針の変更の必要はないか相談した。

その場では患者本人は、抜歯なんて絶対いやのような返事をしていた。

そして1か月、特に問い合わせもなかったから従来通りの非抜歯で進めるのか考えていた。

そして今日、非抜歯で進めることの確認をしたところ抜歯すると言ってきた。

それならば早くいってくれれば1か月無駄に過ごすことはなかったのに、と思った。

抜歯への治療方針の変更はたまにある。治療期間は余分にかかり、歯を動かす方向が異なるため歯のためには良いことではないのかもしれない。

しかし、歯を抜かない口元の状態をみて、納得したうえで抜歯する、これもまた悪くはないのではないかと思っている。

たぶん最初から抜歯で進めるより、半年くらい仕上りは遅れるが、納得のためにはやむを得ない期間かもしれない。

治療について

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