毎日の診療で気付いたこと

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Ⅰ期治療からⅡ期治療への移行

現在は多くの矯正歯科医院でⅠ期(混合歯列期)とⅡ期(永久歯列期Iに料金と責任を分けて治療していると思われる。

当院では30年前の開業から10年ほど前までは治療の長い期間をⅠ期で引き受けてきた。

しかし、時代の流れと合理性などからⅡ期に分けるようにした。いくら長い治療期間の矯正といっても10年も経つと現在は全部Ⅱ期で引き受けたケースになっている。

Ⅰ期とⅡ期は、はえかわりが進み全部永久歯になった時を目安としている。

しかし、そう単純に分けられないことがある。なかなか永久歯にはえかわらなかったり、Ⅰ期治療でほどほどによう状態に改善した場合などである。

Ⅰ期、Ⅱ期と分けてあるため、Ⅱ期に進むには患者さん側の了解が必要で、その考えが最優先される。Ⅰ期で主訴はおよそ改善しても細かい点で仕上げをした方が良い場合がある。

また、Ⅱ期に進むのに抜歯ケースという場合はスムーズにはいかないことがよくある。

Ⅰ期治療では抜かないことを目指して拡大していることもある。目標は非抜歯でも、その通りに行かない場合などがそれにあたる。

今日はⅡ期への移行がずるずる延びている2ケースがあった。その2ケースとも、「じゃあ、これで終わります」とお互いに言えない状況でまた観察となってしまった。

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